歯周インプラント認定医について
日本臨床歯周病学会では、歯周病患者に対するインプラント治療をより安心・安全に国民へ提供する事を目的とし、平成25年6月15日より日本臨床歯周病学会歯周インプラント認定制度が発足いたしました。豊かで健康な国民生活の増進に寄与するため、歯周治療に関する専門的な知識や技術をインプラント治療にも応用できる歯科医師を育成してまいります。
応募資格
- 歯科医師の免許証を有する者
- 本学会認定医であること
- 通算5年以上歯周治療およびインプラント治療に携わった者
- 申請時において継続して5年以上の本学会会員歴を有する者
- 年次大会・支部教育研修会への参加が直近の5年間で5回以上である者(年次大会3回を含む)
- 本学会歯周インプラント指導医の推薦がある者
- 申請時に認定医教育研修単位(附表1)が50単位以上の本学会会員である者
- その他ついては学会ホームページ歯周インプラント認定医制度施行細則、歯周インプラント認定医審査施行細則を参照のこと
1 書類審査
- 全ての症例はメインテナンスまたはサポーティブペリオドンタルセラピー(SPT)まで進んでいる5症例を提示する(治療終了後少なくとも6ヶ月以上経過し、さらに長期症例であれば望ましい)。
- 歯周炎患者で、インプラントを用いて包括的に治療を行った症例。
- インプラント周囲炎の治療を行った症例(他の医療機関での埋入を含む)。
- インプラントに歯周形成手術を応用した症例(AAP Glossary of Periodontal Terms 2019に準じて骨造成、軟組織移植等によりインプラント周囲組織環境を整えた症例)。
- 上記(3)と(4)の症例に関しては、それぞれ1症例ずつ加えても良い。
- メインテナンスまたはSPT時に適正に機能している残存歯が10歯以上存在すること。
- 初診時、メインテナンスまたはSPT時のX線写真:デンタル10枚法あるいは14枚法が望ましい。しかし初診時に限り症例の概要が説明できるものであれば、10枚以下あるいはパントモ撮影の写真でも可。
前歯から臼歯への移行部、最後臼歯の(第三大臼歯を除く)遠心の骨形態が把握できること。インプラント治療の把握にCT画像等があれば資料を添付する。尚、プレゼンテーション症例に関しては、初診、およびメインテナンスまたはSPT時の10枚法以上のデンタルX線写真が必要となる。
- 本試験でのケースプレゼンテーションに使用する症例は、申請資料の症例番号1番とすること。歯周外科手術の術式ならびにインプラント埋入外科手術の手技が確認可能な写真を添付すること。
2 口頭試問
口頭試問は、申請者が提出した症例の内、症例番号1番に対し以下の各号について行う。
- 申請者は、症例発表を行い口頭試問を受ける。
- 症例発表に指定した症例には、初診、再評価、終了及び直近のメインテナンスまたはSPT時の所見が含まれる。
- 症例発表の持ち時間は15分間とする。
- 症例発表は、原則としてパーソナルコンピューターによるスライドで行う。更に病歴及び治療経過記録のコピーの用意をする。
更新について
歯周インプラント認定医の資格は5年毎に更新するよう定められております。
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関連資料
下記よりダウンロードをしてご利用ください。
種別 |
名称 |
ダウンロード |
附表1 |
教育研修単位(歯周インプラント認定) |
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附表2 |
生涯研修単位基準(更新時) |
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別添資料 |
症例に関する資料の作成基準および送付方法 |
【PDF】 |
テンプレート |
症例提出用テンプレート |
【PowerPoint】 |
規則 |
NPO法人日本臨床歯周病学会 歯周インプラント認定医制度規則 |
【PDF】 |
細則 |
NPO法人日本臨床歯周病学会 歯周インプラント認定医制度施行細則 |
【PDF】 |
細則 |
NPO法人日本臨床歯周病学会 歯周インプラント認定医審査施行細則 |
【PDF】 |