コデンタルスタッフ委員会委員長
辻 光弘
2015年11月8日,東京医科歯科大学にて第3回CEC(Continuing Education Course)が開催されました。福岡でのCEC trialに始まり,広島,名古屋そして,今回の東京で4回目になります。CECって何?というところからスタートしましたが,少しずつ認知して頂き、今回は教育講演、ハンズオンセミナーともに定員を大幅に超過し、ハンズオンセミナーについては講師人数の関係から、早々に締切らせて頂きました。今回参加できなかった皆さまは,次回のCECに是非ご参加下さい。
この度のCECは,飯野文彦支部長,村田拓也常務理事をはじめとされます関東支部の先生方に多大なご協力を頂き開催に至ることができました。また、会場選定にあたりましては、谷口威夫先生に大変お世話になりました。参加登録がナルコーム社のシステムに変わりトラブルも予想されましたので,石谷昇司委員長に当日朝早くからお手伝い頂きました.関東支部の先生方に心より感謝申し上げます。
当日は,急遽予定していた会場が工事による停電となり、隣の棟への会場移動というアクシデントがあり、受講者や展示業者の皆さまには大変ご迷惑をお掛けいたしましたが、委員会メンバーのチームワークで何とか乗り切ることができました。冒頭から二階堂雅彦理事長,武田朋子専務理事にもご来場いただき,理事長のご挨拶で開会となりました.教育講演①は担当副理事長の浦野智先生に「歯周治療の考え方 検査から見えてくること」という演題でお話頂き,教育講演②ではコデンタルスタッフ委員会委員の下田裕子先生に「歯周基本治療のキホンを考えてみよう!!〜歯科衛生士の使命とは〜」という演題でお話頂きました。会場は超満員で設営スタッフも入れないほどでした。参加者からは、教育講演で多くの症例を提示頂き、大変分かりやすかった。明日の臨床に生かせる実践的な話が聴けて良かったという感想を多数頂きました。
午後のハンズオンは当初の予定通りの実習室で行いました。さすがに4回目となりますと教育内容も洗練され、非常にスムーズに進行できました。熱心な受講者が多く、講師の先生方にたくさん質問されていました。アンケートの結果も今までは受講者により温度差がありましたが,今回は受講者数を絞ったこともあり、満足した、すごく勉強になったという回答が多く寄せられました。
来年からはいよいよ支部とのコラボレーションが始まります。いろいろなハードルが待ち構えているかと思いますが、今まで培ったチームワークとノウハウの蓄積で乗り越えていきたいと思います。各支部の皆さまにも、今後、大変お世話になるかと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。また、近隣支部で開催される際は、是非、スタッフの皆さまにご参加いただければと存じます。
コデンタルスタッフ委員会では,CEC活動で継続的な卒後研修を行い、歯周治療を全国津々浦々に広めていき、国民の健康増進に寄与していきたいと考えております。また、この地道な活動を通じて、歯周治療を担う歯科衛生士を育てるとともに、歯科衛生士になりたいという若者がもっともっと増えてくれれば幸いと考えております。今後ともCEC活動にご支援を賜りますようよろしくお願いいたします。